Fringer FR-FTX1とSIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG HSMの動作や使用感についての説明と作例を紹介します。
SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSM
このレンズが登場したのは2003年頃のデジタル一眼レフは、APS-Cサイズのイメージセンサーを使った機種が主流で、倍率が35mm換算1.5xや1.6xとなるので、各メーカーが17mmや18mmと言ったレンズを発売し出していましたが、あくまでもAPS-C向けでした、そんな時期にに35mmフルサイズをカバーしたシグマ 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSMです。このレンズはカメラグランプリも受賞しています。
最短撮影距離は28cmで、レンズにはフィルターを取り付ける事が出来ないのでレンズキャプに82mmのフィルターを取り付ける事が出来るようになっています。
現行モデルはである「12-24mm F4 DG HSM」は、開放F値がF4通しとなりマウント部にはゴムのシーリングが施され、簡易防塵防滴構造となっていますし12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSMの弱点だった逆光時のゴーストも軽減されているようです。
動作確認済みレンズ
このレンズも、「30mmF1.4 EX DC HSM」と同様、新型である「12-24mmF4 DG HSM 」しか動作確認済みレンズに記載がありません。
今回紹介する「SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSM」は、「12-24mmF4 DG HSM 」よりも古いレンズで、元々フルサイズのニコン D700やD810で使用していたものです。当時、色のりが良くお気に入りのレンズでしたが、D810を手放しZ50に変更した際にマウントアダプター「FTZ」ではAFが作動しないので防湿庫の肥やしになっていました。しかし「Fringer FR-FTX1」では、「動作確認済み」とはなっていないもののAFが働きますので、その使用感を紹介します。
AF
AFは動作するものの、「SIGMA 30mmF1.4 EX DC HSM」と同じく、コントラスAFでの動作のようで「カカカッ」とスムーズさに欠け、ピント精度も甘いので撮影後しっかり確認しておく必要があります。ピントさえ気を付けておけば充分使えますが、フルサイズ用のレンズである本レンズを組み合わせているボディがX-T30なのでレンズが大きすぎてアンバランスなのは否めません。
絞り
絞りの動作についても「SIGMA 30mmF1.4 EX DC HSM」と同じく、何ら問題なく動作しています。
E
このレンズも「SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSM」とは表示されず「Fringer/ NF 12-24mmF4.5-5.6」と表示されます。
以下の画像は、ピントが甘い例です。大きく外すのではなく微妙に甘いことが多いです。
Fringer FR-FTX1はニコンFマウントを富士Xマウントに変換してくれますが、この商品の購入を考えている方は、Fマウント資産をお持ちの方だと思いますがニコンのミラーレス用純正アダプターである「FTZ」では、このレンズはAF動作しません。そのためニコンのミラーレスと共用を考得ている場合は、動作確認済みレンズである「SIGMA 12-24mm F4 DG HSM」を選択し、「FTZ」でも動作するかをしっかり確認する方が良さそうです。
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