旧製品の NIKON1 J5 は野鳥撮影に使えるのか実写してみた。

野鳥

旧製品となってから、数年経過している NIKON1 J5ですが、野鳥撮影機材として「今でも通用するのか?」それとも「使い物にならないのか?」という期待と不安でしたが、今でも十分使える良好な画質でしたので作例と使ってみて感じた、長所と短所を紹介します。

NIKON1 J5 の長所と短所

まだ使い始めた所ですが、今回撮影してみて感じた長所と短所を述べておきたいと思います。

長所

  • J5 は、以前使っていた、NIKON1 V1 V2 よりも解像感が向上している。(特に遠い被写体の時のモヤつきが減少している)
  • NIKON1 V1 V2よりも、明らかにノイズが減っている。
  • 焦点距離が換算2.7倍となり、手軽に望遠効果が得られる。
  • 手振れ補正付きのレンズでは、補正が効くため手持ちでも撮影できる。
  • AFが早い
  • AF精度も良好

短所

  • AFポイントが中央に固定な上に小さくならない
  • 本体が小さいのでカメラ側で保持できない。
  • カメラのグリップに頼らずレンズを手で支えているので、ピントリングが回しにくい。
  • ISOオート設定で、下限スピードの設定ができない。
  • 手持ちで換算810mmは、野鳥を導入するのに手間どる。
  • バッテリーの持ちが悪い。
  • USB充電に対応していない。(旧製品なので仕方が無いのですが)
  • ファンクションボタンが一つしかない。
  • ビューファインダー代わりのモニターフードが嵩張る。

今回の撮影で感じたのは、こんな感じです。

短所の中で一番大きいのが、AFポイントが移動できないことですが、バッテリーの持ちやファンクションボタンについてはボディの大きさからすると仕方がない部分もあります。また、ISOオートの最低スピードの設定だけでもファームアップで改善しておいてほしかったです。

作例

初めて野鳥撮影に使用した画像ですので大したものではありませんが、参考になれば幸いです。

画像をクリックすると大きくなります。

飛び回ってなかなか撮影させてくれないモズ。

頭上の枝ででじっとしているマヒワ

距離のあるウグイス。

薄暗いところで、餌探ししているマヒワ。

近くにいたスズメさん。前後のボケも綺麗です。

最後に

NIKON1 J5 を始めて野鳥撮影に使用しましたが、薄暗いところであったり逆光気味だったりと思う様に撮影することができませんでしたが、NIKON1 V1 / V2 よりも明らかに描写が良くなっており、野鳥撮影に使えるだけの画質は有している事が確認できました。

使い勝手に関しては、動き回る野鳥に対してAF-Cが使えるのは助かるのですが、フォーカスポイントが真ん中固定なので、距離の近い野鳥では、目にピントを合わせていると体がフレームアウトしてしまい、体に合わせると目にピントが来ないという問題や換算810mmとなり導入に戸惑い飛ばれてしまうなどのと課題も浮き彫りになりました。

また、今回使用したモニタールーペですが、手元にあったものを再利用しているので贅沢は言えませんが、たぶん、コーティングなしのUN モニタリングPro液晶画面確認用ルーペ UNX-8506だと思いますが、写り込みがあり見にくく感じましたので、これから購入を考えている方は、レンズがコーティングされている UN モニタリングPro-MC液晶画面確認用ルーペ UNX-8507の方をお勧めします。

カメラの機能を変えることはできませんが、ドットサイトの導入などで使い勝手の向上していきたいと思います。

使用機材

Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR フルサイズ対応 AFSVRPF300 4

Nikon マウントアダプター FT1

Nikon ミラーレス一眼 Nikon1 J5 ダブルレンズキット シルバー J5WLKSL

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