NIKON1 J5 が思いの外よく写るので、ニコン Z50 と富士フィルム X-T30との画質を簡単にですが撮り比べしてみました。NIKON1 での野鳥撮影を考えている方の参考にしていただけたら幸いです。
先日、NIKON1 J5の実写では、その写りは十分通用するのはわかりましたが、メリットでありデメリットであるセンサーサイズが小ささが、APS-Cサイズのミラーレスとどのように違うのかが気になり、試写してみることにしました。おまけとして NIKON1 よりさらに小さな1/3.2型センサーのコンパクトカメラのDMC-TZ85の画像も掲載しておきます。
比較したのは、以下の4機種です。
- AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR+TC-14E III+Z50
- AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR+NIKON1 J5
- Canon EF400mmF5.6L+ Fringer FR-FX20+FUJIFILM X-T30
- Panasonic DMC-TZ85
すべて手持ち撮影です。
TZ85以外の機種は、RAWで撮影し「SILKYPIX Developer Studio Pro10」の自動調整後、長辺1200PXにトリミングし現像したものです。
撮影場所
幅が17メートルほどの川の中に四角いブロックが規則的に並べられており、その一番対岸側のブロックに止まったジョウビタキ♂を撮影しています。
DMC-TZ85だけは、同一個体ですがは別日の撮影です。
NIKON1 J5 で撮影した画像は、センサーサイズの小ささから、ややコンデジ寄りの描写にもみえますが、よく解像しています。この結果から言えるのは、遠くの野鳥に対しては NIKON1が有利ということが言えそうです。以前使っていた V1 や V2 では、遠い野鳥はモヤっとした描写だった記憶があり、焦点距離が長いとはいえ遠くの野鳥をあまり撮りたいと思いませんでしたが、NIKON1 J5 なら使えそうです。
1インチセンサーと1/3.2型のセンサーの比較用にDMC-TZ85の画像も載せていますが、単焦点レンズとコンパクトなズームレンズといった違いはあるものの、その違いは歴然としていますね。
今回の比較では、光量もあり低ISOで撮影することができましたが、別日にISO感度を上げて撮影したものは、細かなディテールが失われておりイマイチ満足のいくものではありませんでしたので、低ISOで撮影するように心がけたいところです。
そのため、シャッタースピードが稼げない場面では、ミラーレスのZ50とレンズを兼用し併用する方が結果を残しやすい気がしています。NIKON1 J5 のみの場合は機動性は失われますが三脚を使うなどのブレ対策を取る方が良いかもしれません。
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