マウントアダプター「Fringer FR-FTX1」を使いニコンのサンヨン+1.4xテレコンを富士のボディとの組み合わせで試写に出かけトンボを撮影してみましたので作例の紹介と名前や生態を調べましたので簡単に紹介しています。
トンボ
渡りの季節が過ぎて、これからは野鳥が撮影しにくいシーズンとなってきましたが留鳥であるカワセミを撮影に出かけましたが、出が悪く出会うことができませんでしたので、トンボの撮影をしてきました。
野鳥撮影をされている方で、夏は昆虫やキノコ類の撮影がメインに合間に野鳥が撮影というスタイルで撮影されている方も多いようです。確かにトンボだけでも様々な種類がおり撮影していて楽しいですし、野鳥と同じく帰宅してから名前を調べるのも楽しいものです。
ヨツボシトンボ
北海道から九州まで分布する日本特産種。平地の挺水植物が繁茂する池沼、湿原に生息しており、西南日本では産地が限られ希だそうです。名前の由来は、前後翅の前縁の痛感部分に小さな黒点が4つある事からヨツボシトンボと呼ばれるているそうです。
ただ一つ気になったのが、西日本なら馴染みがあるのですが「西南日本てどのあたりを指すのか?」ということ。調べてみると地質学において、地質構造をもとに日本を大きく2つに分けたとき、南西側に位置する地域とありました。
これは本州中部の新潟県から静岡県を結ぶ大きな陥没地帯があるそうで、これをフォッサマグナと呼び、西の境界である糸魚川-静岡構造線と東の境界である柏崎―千葉構造線の間を指すようです。フォッサマグナの西端である糸魚川-静岡構造線を境に西南日本・東北日本と分けており、西南日本は長野県の諏訪湖から西側のことを指しているようです。またこの近辺でフォッサマグナの西端と中央構造線が交わっていることから西南日本内帯と西南日本外帯に分けられているようです。
西南日本では、ヨツボシトンボの産地が限られているのも中央構造線と何かしらの関係があるのかもしれませんね。
チョウトンボ
一般的なトンボと異なり、ひらひらと飛ぶのが特徴的なことからチョウのような飛び方をするトンボとなのでチョウトンボと名付けられたようです。画像は風が吹いて傾いたところを撮っているので羽の上部がなんとか見えていますが、距離があると真横からしか見えず平べったい状態しか撮れず苦労しました。曇天での撮影でしたので光が当たっている姿を見たいので晴れた日にリベンジしたいです。
セスジイトトンボ モノサシトンボ
オスは淡青色でメスは黄緑色で黒色の条斑があるのが特徴のイトトンボで、藻の生育する池や緩やかな流れに生息しており成虫は5月~10月中旬に見られるようです。また生息数が減少傾向みたいです。
コメントでこの個体は、モノサシトンボと教えていただいたので訂正いたしました。トンボも奥が深いですね。
コシアキトンボ
このトンボは平地や丘陵地、低山地の池や沼などに生息しており6月初旬から10月中旬ころまで見られるようです。オスは黒い体に腰の部分が白くなっていることが名前の由来となっています。
ショウジョウトンボ
全身が真っ赤なトンボで、名前の由来は古典芸能の能に登場する「猩々(しょうじょう)」という架空の動物の装束が全身真っ赤であったことからこの名がついたようです。赤とんぼといっても種類があるようですが、ショウジョウトンボは足まで赤いのが特徴のようです。
最後に
今回は野鳥に出会えなかったものの、トンボという新しい被写体の面白さにハマりそうな予感がしています。肝心のマウントアダプター「Fringer FR-FTX1」のAFスピード、確度も問題なく安心して使えますし、何といっても富士のフィルムシュミレーションによる発色が楽しめることがすばらしいです。
この組み合わせで野鳥に使うのも良いですが、トンボなどの昆虫に使うのにもススメできそうです。
コメント
セスジイトトンボとあるのはモノサシトンボです。
教えていただいてありがとうございます。モノサシトンボでしたか。訂正せておきます。