ニコンZシリーズ用のマウントアダプター「FTZ」では、AFが作動せず防湿庫の肥やしとなっていた「SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM」ですが、「Fringer FR-FTX1」ではAFが作動し使えるようになったので簡単にレビューしてみます。
SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM
もともとD700を使っていた頃に気に入って使っていたものですが、FUJIFILMのXシリーズをメインに使いだしたことから、出番が少なくなったていたことに加え、ニコンの望遠レンズ用を使うボディとして、ミラーレスのZ50を導入しましたが、Fマウントレンズを使うためのマウントアダプター「NIKON FTZ」では「SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM」はAFが作動しませんでした。そのため長い間防湿庫の肥やしになっていたのです。
まず最初に、このレンズについて説明しておくと2008年8月発売の焦点距離50mmのデジタル用大口径標準レンズで、開放F値1.4の美しいボケが特徴でピントが合っている部分は非常にシャープでコントラストの高い描写で AFAF-S NIKKOR 50mm f/1.4G よりもシャープだと言われています。
また AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G がフィルターサイズ58mmなのに対し、このレンズは周辺減光を嫌い大きな前玉を採用していることからフィルターサイズ77mmとなっています。その代わりAF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gの280gに対し505gと大きく重いのがネックとなっています。
富士のボディで復活
Fringerのオフィシャルサイトの「FR-FTX1」の動作確認済みレンズには、「SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM」のレンズ名が記載されていたので試してみることにしました。
その結果、ニコンの「FTZ」では、作動しなかった「SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM」が「FR-FTX1」では、問題なく作動し使えるようになりました。
そもそも「FR-FTX1」の購入は、「AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR」の使用を前提としていたので、使い道がなくなり何度も手放そうかと考えたこともある、このレンズが再び使える機会が訪れるとは思っていなかったので非常に嬉しい誤算となりました。
作例
最後に
ニコンのFマウントレンズを富士のXボディで使うことのできるマウントアダプター「Fringer FR-FTX1」と「SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM」との組み合わせの作例を紹介しましたが、すべてJPEGで撮影しています。使用に当たって何の問題もありません。紹介のレンズは大きく重いですがその分解像力が高くコントラストも高いので富士の発色とも相性が良いように感じます。古いレンズですので価格も安いですので、おススメです。
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